Dr.ビリングハーストのセミナー

そんな2003年の夏、オーストラリアの獣医師Dr.ビリングハーストが来日し、セミナーを開催するという情報を入手。その時は勿論ビリングハーストについての知識はゼロでしたが、「生食の研究を長年しているエライ獣医さんらしい」という事で豊田市で行われた二日にわたるセミナー(2日で14000円!!高っ!)に参加する事にしました。
が!同じ日に東京で本村先生のセミナーが。
やむなく、2日間のセミナーの1日目には王様が出席、その時私は東京のセミナーに。そして2日目はわたしが出席という交代制をとったのです。
なんとそれが大当たり
ビリングハーストのセミナーを生で受けた王様は、すっかりBARF教(生食教)にはまったのです

Dr.ビリングハーストおよびBARFとは?

簡単に説明すると
BARFという言葉は「生物学的に適正な生食」(Biologically Appropriate Raw Food)の頭文字をつなげたものです。
Dr.ビリングハーストはドッグフードの普及と共に犬に癌、腫瘍、慢性病が急増した事に着目し、犬の祖先であるオオカミの食事について研究しました。そして犬には生の食事、特に骨付きの肉を与えることがベストであるという結論に達しました。彼はオーストラリアで何千頭もの臨床をこなし、ドッグフードを生の食事に変えただけで多くの病気が改善した例を経験しました。

セミナーは同時通訳付き。でも、同時通訳って微妙なニュアンスがわかりにくかったりしました。私は特に英語が苦手なのでDr.ビリングハーストがしゃべってる事は全く解らず、通訳さんだけが頼みだったので。それでも結局本村先生と大まかな部分では同じだと言う事は良くわかりました。王様がDrの英語の方を聞いて納得したのかどうかは疑問ですが、追及はしません。残念なのは、Dr.ビリングハーストの本が和訳されていない事。英語版はあるそうなのですが、そんなもんは私には何の役にもたちません。当日のセミナーもプリントとかテキストとかなかったので、聞きながら書いたメモだけが頼り。英語の得意な方は「GIVE YOUR DOG A BONE」「Grow Your Pups With Bones」「The BARF Diet」などの著書があるそうなのでチャレンジしてください。
Dr.ビリングハーストの英語は全く理解できなかった私ですが、このセミナーで一番の収穫は
かわいいバーニーズを連れたコをナンパできたことです。(かわいいはバーニーズにかかります念のため)
手作りご飯を実践する上で信頼できる同じ目的をもった友達は絶対必要です。
日々、様々な「?」が沸いてきます。その疑問は2ヵ月後のセミナーまで待てません。
疑問が湧いたらすぐ聞ける友達、独りよがりになるのを軌道修正してくれる友達はとっても大切です。

ナンパしたかわいいバーニー

そんなこんなで、王様もめでたく入信!